
滋賀県野洲で、吉川ごぼうを栽培されている吉川英雄さん(ヒデさん)のところへ伺ってきました。
吉川ごぼうってはじめて聞いたけど、ヒデさんも吉川さんで、その周辺は吉川という地域だそうです。
はじめに太いごぼうを持ってきてピーラーでむいてそのまま味見させてもらいました。ヒデさんのごぼうはアクが少なくて生でも食べられるのが自慢。確かにアクは感じず、ごぼうの香りがいっぱい。
どんなお料理にしようかとわくわく。
アクがないのは、農薬や化成肥料を使わず育てているから、だそうです。ヒデさんは、自動車修理のお仕事をしながら、20代から農業も並行してされてきたそう。
20代で大病をしてから畑を始め、家族にもいい野菜を食べさせてきた、とのこと。
この地区は、昔は山のミネラルが川から浸透して土に入ったけれど、今は護岸工事などでミネラルのない土になってしまったと。
そのため、鉄ミネラル農法というものを研究者の方と開発し、ヒデさんの技術者としての知識も合わせて、今は発酵する機械を作ったりされているのだそうです。忙しい!
ミネラルいっぱいのごぼうは昔ながらの味。
アクが少ないので、ささがきにして1分くらいさっとゆでてサラダにしたり、ヒデさんのおすすめは1分ゆでて出汁醤油と酢を合わせたものに10日から2週間くらい漬け込む「たたきごぼう」。おいしそう。
炊きこみごはんにするときは、炊く前に入れるものと、半分は炊きあがって蒸らす時に入れておくのだとか。わくわく。

掘りたてを剥いて食べさせてもらいました。
このごぼうをもらって帰ったけど、丸2日経った今も断面が白いままです。

水を土の下に流しこんで、ゆっくりと引いて抜いていきます。おもしろかった!(何本も折ったけど・・・ごめんなさい。)

京都「すみれや」の店主春山さん↑と伺いました~。
乾物屋仲間で、以前はよく一緒に出張してたのですが最近ご無沙汰していました。
また行きたいなぁ。
ヒデさんの吉川ごぼうは、今週販売してなくなり次第終了。
またお願いしたいと思っていますが未定なので、ご興味ある方は連絡いただいたら注文する時お知らせいたします。
春までしばらくあるようです。