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ギフト

今日無事に店を再オープンすることができました。よかった~。

感動、といえる程の余裕はなかったけど、心からほっとしています。お客さんが来てくれると自然にスイッチが入って、いろいろと生み出したくなってきます。

 

ここへ来れたのは「みずとわ」の理事のみんなのおかげ。

そしてみずとわで活動をしている人たちにもいっぱいお世話になり今日があります。

不思議な縁でなんとなくここへ来たけど、みんなにとってこれでよかったのかとか自信がなくなって考えこむような時もあって。でも、こうして店が形にできたことが何より心強くなるんだとわかりました。自分にとって店は「稼がなきゃ」というプレッシャーを感じる場所というより、好きな人たちを紹介できるハッピーな場所。(今後はわからない!笑)お客さんもいい人たちばかり。

そんな店をみんなの力で作りあげられた場所でできるって、やっぱり素晴らしいことでした。自分の力で!と言うのもいいけど、みんなでできるって何倍もうれしいな。

 

直前になっていろいろと手伝ってもらったり、助けてもらったりしたのも、きっといい思い出になる。私、できる人じゃなくてよかった~。

 

夕方店を閉めて、猫のごはんを作っていたら中井家のゆうちゃんがおすそ分けごはんをもってきてくれて。じーーーん。

やさしいやさしい味だった。

「ごはん」ってそうだった、こういうものだなーって久しぶりに感動。

 

小豆島の博子さんに会いに行った時、豚のエサを回収してまわる車の中で一緒に食べた豆おにぎり。

綾部のあじき堂へ行った時に、「帰りにおなかすいたら」と持たせてもらったかやくごはんのおにぎり。

小さいころ鍵を忘れた時に、近所の友達のお父さんが「ごはん食べて待っとき」って作ってくれたさんまの塩焼き。

帰って10分くらいでできあがる、昔の母の炒め物やべちゃべちゃの焼き飯。

 

ごはんにはたくさん思い出がつまっている。

特別でなくごちそうでなく、「思いのつまった」とかでもなく。

淡々としていて、でもそれぞれに大事にしている部分もあって。その人がわかる。

 

スモールの乾物ごはんの会とかは、そういう日々のご飯を作っている人の力になりたくてやっていました。

みんな自信がないって言うし、料理は嫌って言う。もっと楽に楽しくできたらいいのになぁと思って。

そして、今十分やってはるよって言いたくて。そんな気持ちを思い出しました。

 

人のごはんってなんてあったかいんだろう。

みんなにいっぱいありがとうの日でした。

 

 

オープン前日夜7時に雑巾がけをしてくれる少年。

「もーしょうがないなぁ」って、ツンデレ系のかわいい彼。