迎える人に

なんとか今年も梅干しが干せました。

こういう毎年のことをきちんとこなすことがいかに大切か、今年は身に染みています。

去年はちょうど梅を収穫しに行った頃に父が入院して、そのまま20日くらい病院と店との日々でした。収穫してすぐに塩漬けはできたけど、あまり見ていなかったらかびてしまいました。梅干しをかびさせたのは初めてのことで(少しならあるけど)、どうしようかと思ったけどなんとか対処して、なんとかできました。

この20日間に私は疲れで全身に蕁麻疹が出て、今まで自分の都合で店を休んだことはほとんどなかったけど、さすがにこの時は休みました。

病院嫌いで、高熱が出ても病院には行かないけど、少し命の危険を感じる症状もあって最寄りの病院にも行きました。

そしたら病院の先生がすごく話を聞いてくれて、「あなたは優しくてほんとうに頑張り屋さんだったから、だからお父さんも今まで辛い闘病生活を頑張ってこれたんだと思う。」というようなことを言ってくれました。

お客さんは心配してくれて、私の代わりに新聞袋(新聞紙で作った野菜を入れる袋。いつも自分で作っていたもの。)を作って届けてくれたり、差し入れを届けてくれたり。

毎月やってたソーイングクラブも、私がごはんを作っていたけどセレンテーブルさんにお弁当を頼んでお客さんが取りに行ってくれたり。

そっか、こうやってみんなにお願いできることはお願いして自分が楽になるようにしたらいいんやーと気づけた時間でもありました。そして、こんなにみんなが頼ってほしいと思ってくれていることも知れて嬉しかった。

これもお父さんが残してくれたことのひとつ。

そんな去年を思い出しながら、梅を干しました。

 

オープンの日が間近になり忙しいのに、今のうちにやっておきたいこともいろいろとあって、先週は日帰りで綾部へ。

本当に久しぶりだったけど、みなさんの変わりない姿にほっとしたり、頑張っている姿にきゅんとしたり。私もまた頑張ろうー!っていつもエネルギーをもらいます。ほんとうに大好きな人たち。

KOKUのナオミさん。地元のお米を使って加工品を作ったり米粉でパンやお菓子を作るワークショップなどをされています。

YouTubeでアップしている動画がめっちゃかっこいい!そして、見ると作りたくなる!

「Happiness food lab」で検索すると出てきます。

強く、そしてとてもやさしい人。

蕎麦しか撮ってなかった(笑)あじき堂。

健さんの顔見ると泣けてきます。妖怪作家の楓人くんにも会えた!

水田家とぼっかってのふたり。みんなでカードゲームしたりして。

ここに行くといつも暖かく迎えてくれるっていう場所が、私にとって綾部という場所で、そしてそういう場所を自分が持つ番になったんだなと。食料品屋ですけど、そんなことをうれしく思っています。

 

さぁ、ラストスパートの1週間。前回のオープンの時よりはマシかな。でもエンドレスの仕事量。ぼちぼちにしまーす。