出張 滋賀

愛東あいとうの直売所。かっこいいなー。

 

先週は滋賀に行ってました。

店を始める前からお世話になっていた「ねっこ自然農園」の加藤さんとこへ。

種の交換会とヴァンダナシヴァさんの「いのちの種を抱きしめて」の上映会をスモールでしてくれたこともありました。楽しかったなぁ。

加藤さんは、自然栽培を学んでベースにはしていますが、そこにこだわっているようではなくて、耕すところは耕したり、それぞれの必要に応じて手をかけているという印象でした。

スモールで人気の古代米を作ってくれているのは加藤さんです。

お米は6反やっていて、一部は「田んぼのがっこう」という一般の参加者さんと一緒にやっている田んぼも。

冬は麹作り、味噌・醤油作りを全て自分のところの材料で作るワークショップをしたりしています。

 

この日はじゃがいもの収獲を一緒にさせてもらったけど、とても立派なじゃがいもがごろごろ!

「無肥料ですよね??」

「ここは今年から使ってる畑で、草がボーボーやったとこやからね。」

と。

草で土が肥える。

 

ただ、畝によって量も大きさもまちまち。

ちいさくて量が少ない所は

「草あんまり刈ってなかったから」と。

草の力ってすごい。

 

野菜は近くの直売所やマーケットに出したり、ベビーフードの会社に届けたりしているそうです。

ベビーフードだと大きさや見た目を気にせず農家さんも出荷できるし、それはいいなぁと思いました。

良い材料で作られたベビーフードってほとんどないんだそうです。

 

加藤さんの奥さんの真帆さんは、お家のはなれでサロンをされています。

ひらのはなれ

比良山のふもとのお家。加藤さん手作り(3年かかっている!)のサロンです。

アロマとかもあるんですが、「量子場調整」もしてもらえるそうです。

最近ちょこちょこ聞くフレーズ、ちょっと気になっていたのですが、実は私も今回やってもらいました。

ご興味ある方お話します!私はいろんなことに気づけました。身体が楽になって気もちもゆったりしました。

今も、これまでより安定感ある感じがしています。

 

右側が黒米、左が赤米、その下が緑米だそうです。

実ったらきれいやろうなぁ。

うしろのにんじんわさわさ。

そのうしろは琵琶湖。

私のうしろはすぐ山がせまっている。

加藤さんと話していたら、ずっとずっと行きたかった「中嶋チーズ工房」さんに連れて行ってもらえることに。

ヤギチーズを作っているんです。

私は動物が好きな子どもで、小さい頃の夢は酪農家だったのですよ。

ヤギ飼いたい・・。

 

ヤギってこんなに人なつっこいのかとびっくりしました。

もちろん野生じゃないからだけど、群れでいても人がいるとゆったりしているそうです。

人がいないと少し空気が変わってケンカしたりするんだと。

「だからペーターがいるねん」って言っていました。誰かそばにいるだけでいいみたい。

 

夏は暑いだろうけど、きっとそういう仕事ならできるよっていう人がいると思う。

仕事って雇われて成果をあげること以外にも世の中にきっとたくさんある。

夜に地元の居酒屋で、知らんおっちゃんにお酒をごちそうしてもらった。

滋賀はきれいな水があるから、お米とお酒がおいしいのだと。いいところ。

 

次の日百菜劇場の廣部さんとこへ。

米粉や味噌、お米をお願いしています。お米農家さん。

田んぼは廣部さんお一人でされています。16反。女性です。たぶん私より若い。

ほんとにすごいなーー!っていつも感心します。

 

この日は草取りを一緒に。

後ろ姿でうつっているいるのが廣部さんで、草取り機で除草していて、左にうつっている人は同じ日にお手伝いに行っていた方。

機械でやっても取りきれないところは手でとっていきます。

これを16反やってるってすごい。。

機械を女性が扱うっていうだけでもすごいなと思うけれど。

もちろん手伝ってくれる人も多いようで、少し安心しました。でもすごすぎる。

 

この田んぼは今年から使っているそうで、「まだちょっとよそよそしい感じ」と。

廣部さんはいつもからっと明るい人で、とても気持ちのいい人。

きっと田んぼにも好かれます。

 

加藤さんも廣部さんも、私の新たな場所に興味を持ってくれていて、商品のやりとりだけでなく、これからいろんな関わり方ができるといいなとワクワクしました。

困った時に助け合えたり、一生懸命やっていることに励まされたり、私の仕事って本当に幸せです。

私が移転することになったと知らせた時、遠くの農家さんが何人か「軽トラ出すよ」と連絡をくれました。田畑がとても忙しい時に。

私も恩返しができるように、お店をもっと良くしていきたいな。

 

そのあと行った「菜ばかり」さんのお話はまた書きます。