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不安でいっぱいのひとへ。

世間はコロナウィルスのニュースでもちきりですね。

うちはテレビがないけど、実家に車を借りたら自動的にテレビのニュースを目にしたり、ラジオもSNSも恐ろしい話ばかり。

当初思っていたより拡大しているなと思います。

でも同時に、それによって不安に足をとられないことが大事だと感じます。

 

あまりこういうところに書きたくないですが、私は血液内科の看護師をしていたことがあります。

血液内科の患者さんは、病気やそれに伴う治療で免疫力が下がるので、何も流行っていなくても無菌室で過ごさないといけない状態になります。私の父も、白血病だったので、ながくそういう時期がありました。

 

菌やウィルス感染が命取りになる状態。そして、多くの人は無菌室にいようとも感染で亡くなります。

父も最後はウィルス感染で亡くなりました。

そもそも人類の歴史は菌やウィルスとの闘いとも言える。疫病がまん延して多くの人が亡くなるということはよくあることだった。

細菌やウィルスに対する薬剤が見つかったことで、私たちは普段それほど恐怖心なく暮らしているようだけど、ウィルスが恐ろしいものなんて、今にはじまったことではない。

 

志村けんさんが亡くなって、なんだか騒ぎに拍車がかかっている。

近所のおじさんが亡くなったくらいの親近感がそうさせるのだと思うけど、そもそも各地で感染者が増えているし、いろいろ病気を抱えた身体で、感染して亡くなったということ自体は自然なことだと思います。

今にはじまったことではない。

 

気を付けて暮らすことは大事だと思う。

でも、そもそも人は細菌やウィルスという小さきものに対抗できない存在なのだという認識が必要。

災害も同じ。人は自然にはあらがえない。

 

おにぎりを握る時、手をきちんと洗う。塩を付ける。

ずっと昔からやってきたこと。

だけど、人が握ったおにぎりは食べられないという人が多いと聞きます。手袋で、ラップで、と言われる。

「手で握ったらこんなに菌がいます」って顕微鏡の写真見せたりして。

ビニールの手袋やラップの方が信じられるって私には違和感しかありません。

情報が溢れすぎている。何でも見えすぎていると思いませんか。

 

何が正しいか正しくないか、どういう選択をすべきかということを書きたかったのではなくて、今あなたの足元にあることを大切にしてほしい。情報に振り回されて嫌な気分になったり重い空気になったりしているなら、自分にとってどうなっても変わらずかけがえのないことに目をむけてほしいです。

 

春になりました。桜が咲いて野草もぐんぐん伸びています。

風も春の香りがします。

友人がくれた野菜のあまみや少し前に採ったふきのとうの苦み。

触れ合う人が目の前でいろんな感情を見せてくれるけど、深いところでは愛でつながりあえていると思えること。

 

それが私にとって目の前の真実。大事にしたいことです。

不安にのまれそうになったら、何が自分にとってかけがえのないものか、それを大切にするために今自分にできることをやる。それがいいですよ。

 

今日は土に触れていました。遅い苗作り。

土の下にも春が来ていました。

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気功の天野先生。

K's Point森本先生の言葉 ↓

「変化は本質ではない」

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