
高槻塚脇での乾物屋スモールは、昨日で閉店いたしました。
3年半、私にとってはこれまでで一番長く続いた職場です。
そしてこれから移転準備。ボチボチとやらせてもらいます。
*写真は、自力整体の先生まゆこさん。えー顔してる。
数字が覚えられないので確かなことはわからないけど、19歳高槻を出て、戻ってきたのが5年前くらい。
その時は、こっちに知り合いもいないし、店を始めた頃もショップカードを渡せる知り合いがほとんどいなくて、近所の人には「こんなところで店をするって大丈夫?」と心配がられたり迷惑そうにされたり、さみしいものでした。
いきおいだけあるので、なんとなくはじめたけど、ほんとうにお客さんが来なくて、家だからやっていけないというのはなかったけど、これを続けるのは難しいかも・・とちょっと焦ったりすることもありました。
でも、同じように小さな店をきりもりしている友人や、生産者の人たちとほんとうに励まし合いながらなんとかやってこれたと思います。
そして、もうだめだーーっていう時には、いつもお客さんに救われてきました。
お客さんに直接ぐちったり相談するわけじゃなく、うちを頼りにしてくれるような方があらわれて、あぁこういうお客さんがいるならもうちょっと頑張ろうって。
店を移転することを公表したのが1か月前。
3月は、ほんとうにたくさんの方に足を運んでもらいました。
開店当初の自分に言っても信じてもらえないと思う。
正直、こんなお客さん来るのしんどいな・・と思うくらい。最後の何日かは。
嬉しいけど、きちんと対応できていない気になってあとで不安になったり。
バイトも今月で終わりだけど、施設の利用者さんも職員の出入りに不安定だったりして行くたびにごたごたがあり。
どっちもヘトヘトでした。
きっと終わったら、終わった~っていう開放感と、ためこんだ疲れがどっと出るかな・・と思っていたけど、今朝目が覚めて「終わったんやったな」って思った次に出てきたのは「あーー楽しかったなぁーー!!」っていう気持ちでした。
そして、さっそく次の店のこといろいろ考えてる。
決断しても、やっぱりゆれる。
その中で、他人は自分をジャッジする。
たくさん涙を流してたくさん笑った1年が過ぎ、とにかく春が来てくれたことに救われています。

スモールに通ってくれていた、ちいさいひとたちが描いてくれました。
子どもがほしかったけど授からなかった私。
スモールに来てくれるこどもたちは、ほんとうにたからものでした。
お母さんたちと一緒に育てているって思っていました。
ひざに座って絵本読んでーって言ってくれたり、手をつないでくれたり、絵を描いてプレゼントしてくれたり、難しい年ごろを一緒に過ごしたり。「お母さんがいいーー!」って泣いて暴れる子を抱きしめたり。
たくさんのことを経験させてもらったし、今思えばみんなが先生みたいだった。
大人もこどもも、どんな人でもそのまんまでいられる場所をつくりたい。
今までもこれからも、どんな仕事をしようと変わらない自分のねがいです。
スモールに関わってくれたみなさん、ほんとうにありがとうございました。
あーー楽しかった!