今日は毎年恒例、
あじき堂の年越し蕎麦の受け渡し日でした。
毎年この日は、私は棚卸しながら、来たお客さんと1年を振り返る日になっています。
久しぶりのお客さんも多くて、近況報告を聞いたり励まし合ったり。
今年は、本当にお客さんに助けてもらった一年でした。
そして、助けてもらう自分でいいんだ、と思えるようになった年でもありました。
去年の年末は、ずっと病気と付き合ってきた父の状態がいよいよ悪く、これから命がけの治療をするか、そのまま薬で抑えて過ごすか・・というところで。
父は、望みがあるなら治療したいと言い、私は苦しむ姿を見たくないなと思っていました。
母もがんが見つかり、年明けに手術が決まって。
来年はどうなるんやろう・・って不安な年末でした。
結局父は7月に亡くなり、母はピンピンしています。
これ以上ないくらい自分のことを大切にしてくれた人がいなくなるって本当にさみしいことでしたけど、でもいなくなったとも違うような感覚があって。生きている時より身近に感じることも。
そして、いろんな人から「お父さんそっくり」と言われると、自分の中に父がいるような気がして、父の分まで思いっきり生きようと思うようになりました。次々とあれやりたいこれやりたいと言って、ずいぶん困惑させた娘でしたが、まだまだ自分らしく生きていきたいなと思っています。
今日は結局、最後のお客さんが帰ったのが7時で、それから30分だけ棚卸して、8時から自治会の火の用心。あっという間の一日。
でも、あじき堂のお蕎麦が無事にみなさんの元に旅立ってくれて一安心。
店主の健さんが、心を込めて打ってくれたお蕎麦です。
今年もみなさんお世話になりました。
来てくださった方も、遠くから見てくださっている方も、そしておいしいものを届けてくれている生産者の方たちも。
みなさんに支えてもらって、今年も幸せに仕事ができました。
ありがとうございます!

お米クラブに参加してくれているむらさきようちえんのお母さんたちが作ってくれました。
お米クラブで収穫した藁で作っています。
南天とりに行かなきゃ。